再開可能になりました。

はてなダイアリーが一時的に更新停止になっておりましたが、はてなブログへの移行が完了したということで、更新できるようになりました。前回の投稿日時を見ると6年前ですね。熱心に漫画を読んでおりますが、もうページをめくることもできません。と言うか娘…

トゥーランドット(マンガ名作オペラ)

今度はオペラシリーズ。文化にはまるで理解のない残念な人なので、当然オペラのことはまるでわからない素人。シリーズ中、どの一冊から入るか悩みどころだったが、美しい女性が表紙を飾るこの一冊をチョイス。トゥーランドット 蝶々夫人 ラ・ボエーム (中公…

ジュリアスシーザー(シェイクスピア・ジュニア文学館 4)

これはジュリアスシーザーの物語ではない。繰り返す。これはジュリアスシーザーの物語ではない。物語ジュリアス・シーザー (シェイクスピア・ジュニア文学館 4)作者: 小田島雄志,里中満智子出版社/メーカー: 汐文社発売日: 2001/03/01メディア: 単行本 クリ…

物語ハムレット (シェイクスピア・ジュニア文学館 6)

定番中の定番。シリーズの内、どれを購入しても良かったがネームバリューのわりには中古品が安値で出ていたので購入した。なお、ロミオとジュリエットについては新品とほとんど値段は変わらない模様。物語ハムレット (シェイクスピア・ジュニア文学館 6)作者…

方丈記 マンガ古典文学シリーズ

無事にギリシャ神話シリーズを読破したということで古事記の漫画を探していました。古事記 壱: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)作者: 里中満智子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/02/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (…

マンガ・ギリシャ神話 オデュッセウスの航海

ついに感動の最終巻!オデュッセウスの航海―マンガ・ギリシア神話〈8〉 (中公文庫)作者: 里中満智子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/06/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見るこのエピソードがラストを飾るに…

マンガ・ギリシャ神話 トロイの木馬

トロイの木馬―マンガ・ギリシア神話〈7〉 (中公文庫)作者: 里中満智子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/05/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 40回この商品を含むブログ (9件) を見るついにやって来ましたトロイア戦争。ここまでくれば歴史の世…

マンガ・ギリシャ神話 激情の王女メデイア

マンガ ギリシア神話〈6〉激情の王女メデイア (中公文庫)作者: 里中満智子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/04/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 19回この商品を含むブログ (3件) を見る怖い…怖いよママン。タイトルにもなっている女性メデイ…

マンガ・ギリシャ神話 英雄ヘラクレス

マンガ ギリシア神話〈5〉英雄ヘラクレス (中公文庫)作者: 里中満智子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/03/01メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 37回この商品を含むブログ (5件) を見る随分と間隔が空いてしまいました。もうすでに一ヶ月以上も前…

果たしてねえや(15)は本当に嫁に行ったのか?

先日、匿名diaryで「15でねえやは嫁に行き」が話題になっていましたね。あまりにも周回遅れですが、僕もついていきたいと思います。歴史人口学で見た日本 (文春新書)作者: 速水融出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/10/19メディア: 新書購入: 8人 クリ…

マンガ・ギリシャ神話 悲劇の王オイディプス

マンガギリシア神話 (4) 悲劇の王オイディプス (中公文庫)作者: 里中満智子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/02/01メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 16回この商品を含むブログ (4件) を見る話の中心は人間社会にシフトしつつあります。神様同士…

マンガ・ギリシャ神話 冥界のオルフェウス

さて、やってまいりました第三巻。今回も盛りだくさん。笑いあり、涙あり、鬼畜あり、お色気あり。お兄さんにもお姉さんにも嬉しい一冊ですよ。マンガギリシア神話 (3) (中公文庫)作者: 里中満智子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/01/01メディア:…

マンガ・ギリシャ神話 アポロンの哀しみ

だんだん神が人間界に降りてきます。人間とまじわって英雄を産んでその子は各地の国王になっていく段階です。古事記にも同じ流れがありますね。ゼウスは調子こいてやりたい放題なので。ギガンテスやデュポンが襲ってきます。激しい戦いが起きるので、少年漫…

マンガ・ギリシャ神話 オリュンポスの神々

オリュンポスの神々―マンガ・ギリシア神話〈1〉 (中公文庫)作者: 里中満智子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/11/01メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 35回この商品を含むブログ (15件) を見るなんだか古事記に似ていますね。作中でも古事記との…

マンガ・ギリシャ神話 里中満智子

子供に与える本を物色していたら、こんな面白そうな本を見つけました。全八巻で完結しております。安心して手を出せますね。ギリシャ神話は漫画やゲームだけでなく、色々なお話で引用されますが、学校で習うわけではないので、何らかの形で原典を知っておい…

平安京以前の京都は、どんな様子だったの?

奈良は盆地で稲作がやりやすかった上に、権力が集中しやすかったと考えたまではよかったのですが、よく似た条件の京都でなぜ王権が誕生しなかったのか説明がつかないことに気がつきました。まさか平安京遷都まで人が住んでいなかったわけではあるまい。おそ…

奈良盆地が日本の首都…だと…?

奈良盆地といえば21世紀になっても割と田舎…というと失礼か…交通の便がイマイチで発展性にかける土地柄ですよね。ここが日本の首都だったとは直感的には理解できないなぁ…なんで当時の人はここを首都にしたのだろう。などと疑問に感じていましたが、交通の便…

儒教の世襲

儒教では、人生でもっとも大切なイベントをお葬式としています。最期の集大成ってやつですね。だから、どれだけ立派なお葬式を挙げてもらうかでその人の生前の評価が決まります。まぁそういうことですから、残された遺族にとっても、どれだけ盛大な式を挙げ…

鎌倉の地理

なんで源頼朝は鎌倉を武士政権の中心地に据えたのだろう? 。日本史に対して苦手意識だけが先行していた頃からの疑問だったの。西からの侵攻に備えて箱根の山に部隊をいち早く展開できて、なおかつ関東一円に睨みが効く位置だったのかな?と想像していたが、何…

農民と非人

与えられた土地を耕して手入れをして収穫するのが農民で、それ以外を非人と分けたのが身分制度の始まりでした。つまり、非人はもともと差別の対象ではなかったのです。なぜそう言えるか?農業は特別な才能を持たなくても根気さえ続けば、天災にでも見舞われな…

日本の身分制度

東アジアの身分制度は管仲によって士農工商に分けられ、その後、春秋戦国時代の500年ほどの期間をかけて試行錯誤しながら発展していき、秦によって律令制度が確立し、漢によってその習慣が民間にまで浸透したのでした。その律令制度は遣唐使によって日本に持…

身分制度の歴史

法律で身分を定めた元祖といえば斉の桓公を支えた宰相管仲(紀元前七世紀ごろ)でしょう。諸葛亮孔明が目標として尊敬したあの管仲です。 管仲はこれからの時代は農業に力を入れないと生き残れないと考えて重農政策を取りました。戦争で勝つには兵力がものを言…

老子三十二章を読み直す

改めて読み直しましたが大外れはしていない模様。リーダーはみんなを信じてへりくだれば何もかもがうまくいきますよ、と言う話だと再認識しました。樸雖小、天下不敢臣。 偉大なリーダーであれば、自らの意思で大(立派)から小(下っ端)に変化しても、誰もパシ…

諸葛亮孔明の嫁は不細工だった!?

三国志で有名な天才軍師、諸葛亮孔明の嫁は不細工だったという逸話は三国志を読んだ方ならご存知かと思います。http://www.epochtimes.jp/jp/2009/11/html/d52858.html当時の中国は女性の身分が低いので、あまりエピソードは残りません。にもかかわらず公式…

老子三十八章を読み直した

最近になってだいぶ三十八章がわかるようになってきました。上徳不徳。是以有徳。下徳不失徳。是以無徳。 ここは「徳」を「得」とすることでわかりやすくなります。つまり、自分が得をするようなチャンスに利益を放棄するのが良い徳で、それをなんとかモノに…

日本の原点の原点は里山にない

「日本の原点は里山にある」と言う話を以前にしましたが、考古学的に見ると必ずしもそうとは言えないようです。なぜなら、稲作で生活をしていたとみられる民族の跡地は、主に海沿いの低湿地から多く出土しているのです。もちろん、内陸部からも出土しており…

なぜアンパンマンの友達は愛と勇気だけなのか?

アンパンマンの主題歌「アンパンマンのマーチ」には「愛と勇気だけが友達さ」のような歌詞があります。 この歌詞に対しては各種方面からあらゆるツッコミが入っています。この理由の解明に挑戦した人もたくさんいるでしょう。あるいは作者自身が主質問に対し…

なぜ悪の組織は失敗した幹部を処刑するのか

何年か前の話です。子供の付き合いでプリキュアを見ていました。その話では悪の組織のリーダーがプリキュア討伐に失敗した幹部を処刑していました。この「失敗した幹部を処分する」という演出は子供の頃からあったように思います。子供に悪の恐ろしさを教え…

平安末期の農業革命

事の発端 日本史嫌いを克服するために鎌倉期の本を2冊読みました。どちらも小学生から中学生向けの簡単な本です。その中に引っかかることが書いてありました。平安末期から鎌倉時代にかけて、人々の宗教観に変化が起こり、これまでタブーとされてきた下肥(人…

日本の原点

日本の原点といっても始まりはどこだよというツッコミはありますけれども、一応ここでは水田稲作が始まった弥生時代を日本の原点としたいと思います。水田稲作を考えるとき、日本の原点は里山にあります。「日本の原点は里山にある」なんて言うと懐古厨うぜ…